ブラジルのカニ料理・カランゲージョ(Caranguejo)
ブラジル全土の海辺のレストランに必ずあるカニ料理『カランゲージョ(Caranguejo)』。
ビーチの海の家にもあるし、
レストランにもあるカニ料理だ。
ココナッツで炊いてあるのが特に美味い。
オレら家族も大好物のカランゲージョは、
海のカニではなく、泥ガニ。
マングローブの泥林に棲息している。
ここノルデスチ地方では、特にこのカニを好んで食べている。
市場でも、安価で売っている。
オレん家にも、近所の人が時々売りに来る。
オレの暮らす集落にも、マングローブの林があるので、
友人たちは夜、カランゲージョを捕まえにいく。
どうやって捕まえるか、っちゅうと、マングローブをわさわさ揺らすし、
どこどこどこっと木から落ちてくるのだ!
それを捕まえて、くず野菜などを与えてしばらくの間飼う。
そうやってカランゲージョを少し太らせてから食べるとますます美味い。
歯ブラシでよく洗って、
たまねぎ・ピーマン・トマトなどといっしょに炊く。
庭のココナッツをもいで、ココナッツ水を飲んだあと割る。
そして中のココナッツ繊維を削り取る。
けずったココナッツ繊維をミキサーにかけて漉すと、ココナッツミルクになるので、
それをカニの鍋に投入する。
仕上げにパクチーをたっぷり散らす。
あつあつを手づかみで食べるのが、ここいら辺のスタイルだ。
レストランゑんのトムヤムクンにも、
このカランゲージョを入れようかと目論んでいる。美味いぞーー。