レストラン・ドミトリーゑん

ブラジルのビーチリゾート・NATALでインド・タイ料理レストランとドミトリーを営む日本人家族の毎日。

ごはんと味噌汁と納豆

ごはんと味噌汁。

にっぽんじんの朝ごはんは、やっぱこれだ。

と、思う。

そしてオレにとって欠かしたくないのが、納豆だ。

 

もしオレが、子どものころからパンとスープの朝食になじんでいたら、

これほどまでに、ごはんと味噌汁と納豆を欲しない体に育っとったかもしれん。

そうだったらよかったのに、と思うこと多々のブラジル移住7年目凹

もし、ソウルフードがパンとスープだったらば、

ここブラジルでも、そんなにしょんぼりしなかったと思うのだ。

 

ブラジルにもお米はある。

ばってん、例のぱらぱらで細長いお米なんよ。

どんなに炊き方を工夫しても、日本米のようなもちっとしたねばりは出ない。

日本のお米をブラジルに持ち込んで栽培しとる銘柄もあり、

秋田小町のお孫ちゃんにあたる米は『弥勒米』っちゅう名で売られておる。

美味い凸

そして料金が高い凹

したがって、たまにしか買えない。

ブラジル米と混ぜて炊いたりもする。

日本米4、に対して、ブラジル米1、の割合で炊いても

ちょぃと悲しい味に仕上がる。

しかし自分をだましだまし頂く。

 

味噌も売っとるばってん高い。

サンパウロなどの大都市圏内では、日本からの輸入味噌も売っとるが、

ここナタールでは、ブラジル産の味噌しか売ってない。

SAKURA味噌、という雅なネーミングだが、

お味は、雅からはちいと遠い。

なので、日本からいらっしゃるかたにお土産でいただく味噌は

稀少にして貴重品だ。

ブラジル産の味噌と混ぜて使う。

そうすると、ブラジル産の味噌オンリーのときより気分がすこーーしアップするんよ。

 

 

いただいた麹を使って、ブラジルの大豆にて味噌を作ってみたんよ。

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寝かせてまだ3ヶ月くらいなのだが、先日味見したら、とても美味かった。

半年くらい発酵させたら完成らしいので、とても楽しみにしとる。

やはり大豆食品は日本のココロやもんね。

醤油も作れればなぁ、と思うばってん、

これはとても難しそうなので、まだ挑戦しとらん。

 

 

ばってん、納豆はオレが作っている!

ここNATALは気候が温暖やけん、納豆づくりはとても簡単だ。

日本で売っている納豆菌(粉末状態で目薬くらいの小さな容器にて通信販売されておる)と

大豆さえあれば、できる。

 

大豆を一晩水に浸して、翌朝圧力鍋で加熱する。

圧力がかかってから30分くらいして火からおろし、

しゅわーーっと圧力を抜いたら、あつあつのままざるにあげ、

湯をきってほかほかしとる大豆を大きめの容器(さっき使った圧力鍋でも良し)にいれ、

納豆菌をまぶして手早く混ぜる。

それを小さい容器に手早く小分けにする。

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黒いトランクに容器を並べていれる。

日の当たる場所に置く。夜は室内に入れるがなるべく室温の高いところに。

翌朝になったら、できあがり〜。

 

 

そう。

わが家には大豆食品が大好物のへんな猫・たまがいる。

 

たまとオレたち家族、大好物の日本スタイルの朝ごはんを食べることができとる。

美味しい朝ごはんを食べて1日を始めることができとること。しあわせやなぁ。

 

 

 

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