レストラン・ドミトリーゑん

ブラジルのビーチリゾート・NATALでインド・タイ料理レストランとドミトリーを営む日本人家族の毎日。

ブス? 美人?

オレが暮らすブラジルは、美人の産地としても著名であろう。

世界的なモデルとして挙げるとすれば、

ジゼル・ブンチェンGisele Bundchen)や

アドリアーナ・リマ(Adriana Lima)が真っ先に思い浮かぶ。

日系人であれば、サブリナ・サトウや、ジュリアナ・イマイも

ご存知のかたがおるかもしれんなぁ。

日系人とはゆうても、ふたりともブラジル人とのミックスなので、

顔の凹凸は日本人離れしておる。

くっきりと彫りの深い顔である。

 

そこらへんの一般ブラジル人も、彫りの深い顔立ちの人が多い。

目はぱっちり、まぶたはぐっと落窪んでおり、

眉の下の骨からおでこが、ぐっ、と高く前に出ておる。

鼻筋はすっとまっすぐに通っており、鼻の下のくちびるは立体的。

平面的な顔立ちのオレからみると、うらやましいだらけの顔なのだ。

 

しかし、ぺたんこ鼻で細い目だからといって、卑屈になる必要はない。

なぜなら、そんな顔はとてもエキゾチックで魅力的、っちゅうふうに

ブラジル人の目に写るのだ。

「なんて美人なんだ! 恋人になってくれ」と言われたことが数回ある。

わたしってぇ美人でモテるの〜、と自慢したいわけじゃない。

自分の顔と45年もつき合ってくれば、その顔について公正な判断はできる。

最初のうちは、

「ぶさいくなオレをからかっとるんやな! このやろう」と腹もたったが、

どうやら彼らは本気らしいのだ。

女性からも褒められることが多くある。

とても美しい。と。

細い目も、ぺちゃんこな鼻も、平べったくて広い顔も、

あつぼったい髪の毛も、

とっても美しい! と、賞賛されるのだ!

 

美人・不美人の判断は、個々人によって変わるから、

日本人顔がすべてのブラジル人に好まれるわけでは、ない。

しかしオレが7年間ここブラジルでみてきた感想としては、

『日本人の顔はブラジル人にモテる』だ。

 

さきほど、日系人モデルやタレントに、サブリナ佐藤をあげたが、

彼女のように彫りの深い顔立ちでなく、

完全に日本人の血統だけで構成されとるのっぺり顔の日系人

ブラジルには多くいる。

 

日本での基準として、大多数の人が『ブス』っちゅう称号をつけるであろうと想われる

日系女性が、

これまた日本での基準としては、大多数の女性がキャーキャー頬を染めるであろう顔立ちの男性と、

いちゃいちゃと腕をからませ街を歩いとる光景や、

高級レストランで時々チュッチュしながら食事を楽しんどる様子、

ビーチでペタンコで四角いお尻にサンオイルを塗ってもらっとる光景など

何度も目にしたことがある。

 

想像してみてほしい。

ブラット・ピットが、アンジェリーナ・ジョリーと、ではなく、

ちびまる子ちゃんをうっとり見つめていちゃいちゃしとる風景を!

 

 

『アジア顔の男性がこんな美女と!』、っちゅうて、感心するほど見事なカップルをみたことがある。

その女性が決してお金目当てでその男とつき合っているのではない、っちゅう証明として、

彼らは市営バスの中でいちゃいちゃしていたことを挙げたいと思う。

そして男性の服装はお金のかかっていなかったものであることも。

 

女性は、アンジェリーナ・ジョリー級の美人だった。

そして、男性は、いちばん太っちょのときのサモハンキンポーにそっくりだった!

 

わが集落の2013年度のミスは、

娘をみてこう言った。

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「あなた、ものすごく美しいわ。ミスに立候補すべきよ!」

世辞ではなく、本心からの言葉と感じられた。

モンゴロイド顔もブラジルではイケルぞーーー。

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