ブラジルのお盆
ハロウィンの盛り上がり度は、年々右肩上がりやなぁ。
日本のニュースをみて、ちぃとうらやましくてため息ついとるオレ。
仮装したいもん。
常夏の地、ここナタールでは、厚い衣類は暑くて着られんばってん
毛皮のビキニをまとって、ビーチを闊歩するのがあこがれだ。
ばってん、ここブラジルでは、
ハロウィンに関心を示す人はあんまりおらん。残念やなぁ。
・・・と思いよったら、11月2日は『お墓参りの日(Dia de Finados)』やった。
これは、日本におけるお盆のようなもので、
ブラジル国民はみなお墓参りにゆく。
で、若人は墓参りのあと、ゾンビに仮装して町を練り歩くのだ。
ブラジルはカトリック信仰が主な国だ。
キリスト教では、
死はすべての終わりではないぞ(A morte não tem a última palavra.)っちゅう言葉があるんて。
なるほど、やけん若人たちは亡くなった人がゾンビとなって蘇る、っちゅう
パフォーマンスをするわけやな。
ブラジルの風習は土葬やもんなぁ。
墓地の十字架の下には、棺桶が埋まっておる。
棺桶のフタがぎしーーーっと開いて、復活するイメージは、
日本の墓地の白い煙やヒトダマがゆらりゆらり、っちゅうのと違って、
力がみなぎっとる! 血湧き肉踊る、っちゅうような。
先日ビーチで、ウミガメの亡骸をみつけた。
ハロウィンのジャックのカボチャを彷彿とさせる容姿。
いっしょけんめい大海原で生きてきたんやろうなぁ。
かっこいい!