レストラン・ドミトリーゑん

ブラジルのビーチリゾート・NATALでインド・タイ料理レストランとドミトリーを営む日本人家族の毎日。

とろ〜りトムヤムクン凹

オレの暮らす都市・NATALには、

インド料理屋もタイ料理屋もない。

 

っちゅうことは、

オレらが独占的に市場に居座ることができる、っちゅうことたい。

ふぉっほっほっ。世界征服も夢じゃねーな。

 

と、開店前から左うちわ気分でおったらば、

ナタール市街地の和食・アジア料理屋のメニューに

トムヤムクンがある、っちゅう情報をキャッーーーッチ。

 

さっそく偵察に参ったオレ。

ふるえながらトムヤムクンを注文。

(うちのトムヤムクンより美味かったらどうしよう・・・)

 

 

 

出てきたのは、浅めのお皿。

???

 

 

トムヤムクンっちゅうのは、世界三大スープのひとつ、と呼ばれとる・・・

そうやん、スープじゃなかったっけか!?

平皿にスープが載るわけなかろうが!?

 

皿の飢えには、じゃなくて、上には、

赤褐色の濁ったソースがどろりと載っかっており、

そのどろりんのなかにエビが数匹、埋もれておった。

 

店員さんに「注文をまちごうとるぞ」っちゅうたら、

「これがトムヤムクンだ」と、胸を張るではないか!

「はい。そうざますか」と引き下がるオレ。

 

お味は・・・

 

 

エビのケチャップソース和え、と名付けるとピッタリな代物であった。

 

 

 

っちゅうわけで、

レストランゑんの市場独占状態がおびやかされることはなかった。

 

 

ばってんそれは、ここいら辺りのブラジル人が、

この店のこの皿を『トムヤムクン』と認知せんかったら、の話。

こっちを王道で正当なトムヤムクンと認識されてしもたら、

うちの出すさらさらスープは『にせものトムヤムクン』と評されるやろう凹

 

どげんしょう・・・

 

 

 

 

 

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